ゲーム

2004.04.29

『黒ノ十三』

 綾辻行人氏監修のサウンドノベルです。

 プレイしたこともそのものを目撃したことすらありませんが清涼院流水師がシナリオで参加されているという情報を以前入手したことがあったため私の中の一度はやってみたいゲームリストに入ってるソフトです。

 ブログを始めてから初めてよそさまからトラバをいただいたので反応してみる。
 おりしも今日は『文庫版コズミック水』=文庫版CJ清涼in流水を読了した記念の日。
 このような日に流水師関連で反応していただけたのは嬉しかったので食いついてみます。

 …迷惑だったらゴメンナサイ…流してやって下さい…(目を逸らしながら)。

 何はともあれサンノベです。
 『弟切草』『かまいたちの夜』『街~運命の交差点~』『学校であった怖い話』『夜光虫』などなど。
 『晦-つきこもり-』はどこで流通してるんですか?
 テキストを読み進めるにつれ出現する選択肢のどれを選ぶかで展開が大きく変わるのがサンノベの特徴。

 …のハズなのですが、ネット上に散らばる情報を見る限りでは『黒ノ十三』にはそのようなしかけはないようです。

 選択肢は三つ。正解は一つで他の二つをとってしまうとゲームオーバー。
 …クイズ?

 正しい選択肢に関するヒントは一切ないので運だけで正しい道を切り開いてゆかなければならないらしいです。
 …クイズ?(以前のような)

 レビューサイト攻略サイトともにさんざんな扱いをされてましたが確かにあまり積極的にやってみたいとは思えないゲームかもしれない…。

 さてタイトル通り13本のお話が入っていて肝心の流水師が書かれたのは『コンジャクキタン』(なんか漢字が色々あってどれが正しいのかわからない)…ということでした。が。
 いま改めて検索かけてみたら綾辻氏の講演会のレポートみたいな感じで「僕は監修だけしかしてないから中身にはタッチしてない、流水君も名前だけで本当は書いてない」なんて書いてあるところを見つけてしまったんですが…。

 け、結局どう…なんだろう…?
 実際にプレイしてみればわかる…のかなぁ…?

 もし入手出来たらここに追記します(笑)。

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2004.01.20

『逆転裁判』

 『逆転裁判』、通称『ギャクサイ』です!
 響嬢に教わり手を出した作品ですが、面白い!
 GBAもしくはGCとGBプレーヤーをお持ちならば絶対にやってもらいたいゲームです。むしろハードごと買っても絶対に損はしません。

 プレーヤーは正義に燃える新米弁護士成歩堂(なるほどう)龍一となり、自ら証拠品を集め検察側証人(真犯人が混じっています)の証言のムジュンをがしがしとついてゆくことで被告人の無実を証明するのです。

 何と言ってもナルホドー君に決定的な矛盾点を突かれたときの証人のすさまじいリアクションが爽快です。「異議あり!」の声も高く言い逃れ出来ない証拠品や証言のムジュンを「つきつけて」やると、それまで憎らしくもふてぶてしい態度でのらりくらりと罪を否定していた真犯人が、何事かと思うぐらいのオーバーアクションで愕然としてくれるのです。これが何とも気持ち良い! ミステリ小説の中にしか存在しない名探偵になった気分を味わえます。

 …まあ現場とか犯人の部屋から勝手に持ち出して来ちゃった品物をいきなり法廷で取り出してそのまま証拠品として通用するのかどうか、ちょっと疑問は残りますが…そこはそれ! 面白さには変わりなし!

 1・2とクリアしてきましたが敢えて内容に触れるのはやめておきます…事前に何の情報も持たずにプレイした方が絶対に面白いと思うので。それ言うとホントはこの文章も読まない方がいいんですが!
 全体的な難易度もそんなに高くないし…かなり読み取りやすいヒントを出してくれるのでじっくり考えれば突くべきムジュンもつきつけるべき証拠品も必ずわかります。また自分の力でそこにたどり着いてこその真犯人を追い詰める爽快感ですよ!

 それにしてもクリアしたばかりだからか…2の最終話は面白かった!
 ぐったりと疲労困憊しましたが面白かった…!
 『弁護士』とは何なのか? 『正義』とは?
 何気にそういうことを考えさせてくれるシチュエーションで上手いなぁと思いました。
 最終話の真犯人はホントざまあみろって感じです。真犯人の見せ方も…上手いなぁ。ホント上手い。

 シリーズ通して一番好きなお話は2の『逆転サーカス』です。2の最終話の犯人とは大違いの潔さが清々しい。潔い犯人、自らの犯行を毅然と受け容れる犯人の方が好きなんです。
 好きなキャラはイトノコ刑事と荷星さん…とはみちゃん!(何かすごい罪深いコトを書いたような気がします)
 御剣検事が「ぐむむ…」って机に手ぇ突いて半死半生になってるトコも好き(鬼ですか)。

 23日に3が出ますね。
 Amazonでオリジナルブックカバーつきのを予約してるので、26日ぐらいに届く予定になってます。
 いまから楽しみですねー!

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2003.12.08

+++『アポカリプス』+++

 ココログにあらかじめ用意されているカテゴリを有効活用すべく書いてみます。

 本格派アクション・シューティングゲームらしいです。
 某レンタルビデオショップの中古ゲームコーナーでもう相当前に購入。
 ゲームと言えばコマンド入力式RPGもしくはサウンドノベルぐらいしか出来ない私が何故このようなものを持っているのか。

 『ブルース・ウィリス主演』だからです。

 いやもうホント他に理由なんかなかったんです。だってアクション・シューティングなんかこの私に出来るワケがないじゃないですか。クリア出来ないとわかってるうえに中古で3000円近くしたにも関わらずこれを購入した私。いま調べてみたら1500円のが後で出てたんですか…? ………。

 気を取り直して。

 舞台は…なんか『リバレント』とかいう奴がアメリカ大統領を手下にして世界の終わりをもたらそうとしている、みたいな世界。
 優秀な科学者でありナノテクノロジーの権威である主人公、トレイ・キンケイド(当然ブルース)がリバレントの思想に従わなかったばっかりに反逆者として捕らえられ、あっという間に死刑を宣告されて収容所にぶち込まれ、ってところから始まります。
 あっさりと独房から脱出したキンケイド博士…もといブルースは、弾数無制限のマシンガン(何でか知らんが牢の中にあったっぽい)を片手に、マップのいたるところ(収容所の施設内なのに…)に散らばっている火炎放射器や誘導ミサイル、粒子ビーム砲に炸裂レーザー、果てはロケット・ランチャーやグレネード・ランチャーなんていう武器を次々と拾い集め、火力にものを言わせて寄せ来る敵どもをことごとくなぎ払い、リバレントの悪の野望を阻止すべく奮戦するワケです。

 …すごいゲーム…だなあ…(ちょっと遠い目)。

 とにかく思うさま撃ちまくれます。マシンガン以外の武器は撃ちっぱなしにしてると結構すぐ弾切れになってしまいますが、弾切れになるのと同じくらいの頻度で新しいのを拾えるので(難易度がやさしいからでしょうが)あんまり細かいことを気にしなくても良い。撃ちたいだけ撃てと。
 雑魚の武器はあからさまにブルースの武器より貧弱なので雑魚キャラの攻撃は滅多に食らいません。その代わりたまに戦車とか出て来たときには滅茶苦茶食らいますが(私が下手なせいだけではないと思う…)。でも安心。武器以上にあたり一面に体力回復アイテムがごろごろしてますから(難易度がやさしいせいだと思います)大抵の場合食らう以上にライフを回復出来て不死身のブルースっぽく。
 もっとも穴に落ちると一撃死なんですけどね、当然のごとく。飛び渡りアクション系苦手な私にとっては結構なストレスが。

 このゲームの素晴らしいところは何と言ってもプレイの間中ブルースの声を聞き放題ということに尽きるでしょうね!

 買った当初は半信半疑だったのですがネットで調べてみるとどうもホントにご本人の声をゲーム中で(ムービーシーンだけではなく)使用しているらしく…またそれが尋常でないくらい種類豊富。使用頻度ものすごい(むしろムービーシーンよりもアクション中の方が多弁)。
 このゲームのBGMがどんなものだったか今思い出せないくらいブルース喋りまくり。
 武器や体力回復のアイテムをゲットしたときはもちろん、敵を全滅させたときや先に進めるようになったときとか、行く手の地面(普通のアスファルトの道路だったはずが)から突如マグマが噴き上がって無数の浮島状になったようなときまで、とにかくあらゆるタイミングでブルースの台詞を聞くことが出来ます。もうノリノリで。喋りっぱなし。一つ明らかに日本語が混ざってますが。すげえブルース。

 もうブルースでお腹一杯です。
 すごいゲームだなあ(どこか満足げに遠い目)。

 冷静に考えるとゲーム中でブルースが演じてるキンケイド博士は『重火器で武装していて大変危険な凶悪犯』(返す言葉もないぐらいその通り)なワケだからキンケイド博士=ブルースが街頭にあるスクリーンの中でシャウトしてちゃマズイと思うんですがその辺はどうなんでしょう。いいのか。ファンが喜ぶからいいのか。

 現在『墓地でのライブ』にキンケイド博士が乗り込むステージまでクリアしましたが…いや多分ラスボスまでは辿り着けないと思いますよ。強いらしいし。無敵時間があるうえに4回復活するとかどっかに書いてあったんでとても無理だと思いますが。

 それにしてもこのゲーム、本編もさることながら説明書もかなりぶっ飛んでて面白いです。

 「各レベルを難なくクリアする秘訣はいたって簡単、あんたを襲うヤツらを全部ブッ倒しゃいい。」などといきなりミもフタもないことが書かれ、そのあまりの言い草にむしろ敵の身を気遣うプレイヤーに対してか「なに、べつに気にするこたぁない。ヤツらを成仏させてやるんだ、向こうにしたってありがたくって涙が出るぜ。」なるフレーズが続けられていて…締めくくりの一文が「何はともあれ、とりあえずぶっ放すことだ! くれぐれもそいつを忘れるんじゃあないぜ。考えるのはその後で充分だ。」となってこれが『ゲームのルール』だと言うのですから素晴らしい(泣)。

 いかにもアメリカっぽいような言い回しですがいささか乱暴過ぎはしまいか。
 いやまさにその通りのゲームであってここでは何一つ間違ったことは言ってないんですが…!

 武器の説明も読んでるだけで面白いんですよ。
 誘導ミサイルの説明が『何も考えずにこいつをぶっ放せば、一番近くの不幸な敵がオダブツだ。そぉれ一丁上がり! サンキュウ・マム!』なんですから素敵すぎますよね…?

 あ、この説明文はいずれもキンケイド博士の語りというワケではありませんからお間違えなきよう(アンタってのはプレイヤーのことじゃなくキンケイド博士のことのようです…じゃあ語ってるのは誰なんだ)。

 ここまで書いてきてふと気づいたのですが別にこれゲームのレビューじゃないような。
 ただのブルース語りのような。

 …まあ、いいか…。

+++

 最後にこっそりちょこっとメモ。

・スタート→L1押しながら△○×□ = 残り人数INF
・スタート→L1押しながら△□○× = チェックポイント間ワープ

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