■□■幻想庵■□■

【送料無料】円環少女（4） 価格：580円（税込、送料別）

　メイゼルがかわいい！　というのは揺るぐことのない不動の感想なのですが、きずなのために頑張る瑞希もかわいい！
　今巻は、前から名前だけ登場していた仁の妹、舞花が出て来る過去のお話がメインに語られつつ、王子護達の企図する恐るべき計画が明らかになりかけたところで次へと続く。
　囚われてしまったきずなと瑞希のことも気がかりですが、聖騎士隊と決別することになってしまったエレオノールも気の毒でした。

　それにしても地下道での戦いで寒川さんを気遣い続けるメイゼルは良かった。
　誰も死ぬなと願い続ける仁も良かった！
　楽しみに続きを読んでゆきます！

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　上下巻構成につき二冊まとめての感想となります。

　《神に近き者》グレン・アザレイとの戦いを描く第２巻、第３巻。
　グレンの壮絶なまでの強さ、そして己の正義を貫こうとする高潔な姿勢には清々しさすら覚えます。
　物語が進むにつれ浅利ケイツが魅力的なキャラクターに感じられてきたのは意外なことでした。
　そして綾名ネリンはどこまでも哀しく。

　新登場のキャラクターもそれぞれに良かったのですが、やはり私はメイゼルが一番好き。
　普通の子どものように生きて欲しいと願う仁を、大好きなままそれでも魔法使いとしての誇りゆえに受け容れられず、かと言ってやはり離れることも出来ず。
　不器用だけれどまっすぐに生きるメイゼルが大好きです。

　次巻も楽しみに読んでゆこうと思います！