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2008.03.27

『ぜふぁがるど』

 柴村仁 電撃文庫

 皆さんどうもこんにちは、菅沼(ひろ)です。俺はこれまでの十五年間、胸を張って「いたって普通!」と言い切れるような人生を歩んできたつもりですが、約一ヶ月前から、突如現れたネ・プルギス・ヤーと名乗る謎生命体の陰謀により、「牙臣ゼファガルド」とゆーのに変身できるよーになりました。……うん、何を言っているか分からないと思います。言ってる俺自身も自分が何を言ってるかよく分かりません。でもこれは事実なのです。世の中って、アレだよな、不思議でいっぱいだよな。
 というわけで、『我が家のお稲荷さま。』の柴村仁が放つ、おとぼけヒーロー噺、開演です。

 大変です、もはやネプがフシギダネにしか見えません。
 何度イメージし直しても! 何度挿絵を見直しても! 頭の中でフシギダネになる…ッ!

「意味が分かんないンデスヨ!」
 ゼファガルドの姿をした宙は、その場でジタバタした。
「ギェアーッ!(壊) ……ええい、もう分かってくれなくていいから猊下を助けに行け!」

 ネプかわいいよネプ、ってことでひとつ。

 「宙」が登場人物からは「ちゅう」って呼ばれてるのに地の文では「ひろ」と読まなきゃならないことに結構なストレスを感じたり。彼の自意識過剰的イイ加減な性格&語り口にイライラさせられたり。非常にありふれた構成になってるのに何故か途中で時系列を見失ってしまい混乱させられたり。

 作者さんが『E.a.G.』みたいなのをどうしてもやりたかった…のかな…?
 読んでる間中どうもあれが思い出されて仕方なかったんですが…。
 ネプがスモールっぽいからかしら。

 まあ何かこの先に色々と始まって行くみたいな雰囲気なので、期待して読んでゆきたいと思います。
 これから続いてゆくことを前提としてもハナシが進まなさ過ぎの感は否めませんが…。

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