« 『チョコレート・アンダーグラウンド』 | Main | メモ。 »

2006.06.06

『吉永さん家のガーゴイル9・10』

吉永さん家(ち)のガーゴイル 9
田口 仙年堂著
エンターブレイン (2006.4)
通常2-3日以内に発送します。
吉永さん家(ち)のガーゴイル 10
田口 仙年堂著
エンターブレイン (2006.5)
通常24時間以内に発送します。

 新刊が出ればかならず面白い、ガーゴイル先生のお話。
 9巻と10巻です。
 一冊ずつ感想を書く予定でしたが読み始めたら止まらなくなってしまって9巻を読み終えたところで一旦まとめてるような余裕がなかったため二冊まとめての感想文になりました。

 いやだって、9巻とか夜中の3時くらいに最初の方のページだけとか思って読み始めたが最後どうにも本を閉じられなくなっちゃって結局朝の7時までかかって一気読みしたんだもん。途中何度ももう寝なきゃ寝なきゃとか思いながらも止められませんでした。危険。ガーゴイル先生の新刊きわめて危険です。あんな激しい読書をしたのは久々のことでしたよ…!

 今回は上下巻とも呼べる続きモノの構成で、双葉ちゃん達が活躍するガーゴイル先生(その呼称を定着させる気か)の記憶の中の過去編と和己くん達が活躍する現代の御色町で展開する物語とが同時進行で、怪盗百色もデュラハンもオシリスも出て来てそれにも増してケルプが大活躍でもうえらいことですよ!? と言うかドミニオン! ドミニオンが!(感想になってないね!)

 文庫二冊分の容量で語られるのは、昔のガーくんが守れなかったもののお話…『守る』とは何なのか、どういうことなのか?
 それにしてもドミニオンがちょっと哀し過ぎる。ガーくんとユキさんのエピソードが霞んでしまうくらい、イヨさんと喜一郎さんの事情でさえ霞んでしまうくらい、ドミニオンに感情移入してしまいました。

 ドミニオンはあれで完全に壊れちゃったの…? その後継がケルプなのだから完全に死に絶えてしまったわけではない、としても、あの最期はあんまりだったんじゃないかなぁ…。やっぱり、ケルプとドミニオンは別物だもの。どこがどうとは言えませんがケルプよりもドミニオンの方が性格がかわいい気がする!(…) 大量生産された暁にはうちにも一体置きたかったなあ(ええ)。
 とは言えこれで今巻以降ケルプを見る目も大分変わりそうです。これまでのケルプときたら出番自体全然少なくってガーゴイル先生のライバル的な役回りなのに印象薄過ぎの不遇キャラでしたからね。本当は人が見てないところで教会の掃除を手伝ったりしてる頑張り屋さんだったのに! ケルプもなんだかかわいいな!(…)

 キャラ語りで感想にならなくなったところでガーゴイル先生の素敵台詞をどうぞ。

『それでも我は戦う。汝を守るために、御色町を守るために。もう大切なものはなくさぬ。双葉が我の名を呼んでくれる限り、我は吉永家の門番であり続けよう』

 9巻の巻末に収録されている『コッペとBB団』の短編『コッペとひみつのへや』も面白いし(首領…!!)7月には新シリーズ『ガーゴイルおるたなてぃぶ』もスタートするようですし絶好調ですね田口仙年堂先生は!
 これからも楽しみに読ませていただきたいと思います!

|

« 『チョコレート・アンダーグラウンド』 | Main | メモ。 »

ファミ通文庫」カテゴリの記事

Comments

The comments to this entry are closed.

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 『吉永さん家のガーゴイル9・10』:

« 『チョコレート・アンダーグラウンド』 | Main | メモ。 »