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2006.05.15

『ファイナルファンタジーXI ~遠い願い~』

ファイナルファンタジーXI 上
はせがわ みやび著
エンターブレイン (2005.7)
通常2-3日以内に発送します。
ファイナルファンタジーXI 下
はせがわ みやび著
エンターブレイン (2005.9)
通常2-3日以内に発送します。

 FF11ノベライズ第十二、十三作目。
 前巻『冒険者の休日』のラストで<闇の渦>に呑まれ<虚ろ(プロミヴォン)>へ突入したアル、ジェド、フウカ、ライガン。消滅寸前の渦に飛び込んで来たペタとチットとモーグリが加わって七人(?)パーティで異界からの脱出を目指します。
 イーリス、シェラ、シリィ、クラウスは<虚ろ>から抜けた者が辿り着くという二十年前に滅びたはずの国、タブナジアに行き着く手段を求め、船を出してもらう代わりに怪物退治を引き受けますが…。

 アル達とイーリス達のお話が交互に展開する『遠い願い』。結構場面の切り替わりが激しいので少しだけイライラしました。上巻を全部アル達のお話にして、下巻を全部イーリス達の話にしても良かったような気がしますけどね…。

 イーリス達がアル達に追いつこうとしている一生懸命さを出したかったのかもとか思わなくもないのですが、それにしたってイーリス達のとった手段は基本的に他力本願で、まあ確かに彼女ら自身にはどうしようもないことなんですが、他の人に色々してもらっておきながらむやみやたらに焦る態度にイラッとさせられると言うか。自分達がアルやジェドに会いたいことしか考えていないような言動が何かと目について、イーリス達には正直げんなりです。

 この上下巻のみどころは何と言っても【侍】【タルタル】フウカちゃんの活躍っぷりでしょう!
 義弟たるライガンくんのかわいさ(ガルカ…ッ?!)にも目を見張るものがありますが、やっぱりおねぇちゃんが素晴らしい。
 ペタさまペタさまと何だかチットがいやに大人しくなってしまったのを埋め合わせるかのようにフウカちゃんが暴走してくれてます。

「天は自ら助くる者を助くのです! 努力している者にこそ、天の配剤があるのですよ、ライガン! さあ、あなたも立つのです!」
 姉の叱咤に、ライガンが歯を食いしばって立った。
 それを見たフウカが、刀を正眼に構えて吼える。
「そうです! わが弟ながら見事です、さあ、天よ! われらを助けなさい!」

 命じたー!(衝撃)
 この後天の配剤としてペタとチットとモーグリが降って来るのです。
 そんな偉そうに命じたりするから。

 性格が真面目過ぎるが故に激しくズレているフウカちゃんですが、弟想いで自分に厳しくほんとにもう【タルタル】とも思えない【タルタル】で、下巻では【心眼】や【明鏡止水】も披露してくれるデキる侍タルなのですよ。
 ラストではケルビュイア隊長に担ぎ上げられて振り回されて、怖くて頭にしがみついているフウカちゃんです。もう、可愛らしいったらありゃしない。

 というわけでアル達はプロミヴォンを抜けてタブナジアに行っちまいましたので、ダグ達との共演は当分なさそうですなあ。つかもともと予定されてないのかもしれないなぁ。
 ダグ達の動向にも興味はありますが、今一番気になるのはやはり、ペタにお兄さんがいたということですね。それも四人も。四人…四人!?(愕然)
 しかも長兄を除いた三人組がペタを探して旅をして…ッ!? 一族が! プロンプタ一族が…!!(慄然)
 いつかアル達かダグ達かに合流して来ることもあるのでしょうか。ペタのお兄さんズ。いい感じにタルタル人口が跳ね上がりそうで楽しみです。きっとペタ以上にものすごい性格の方々なのだろうなぁ。楽しみですお兄さんズ。

 次回も楽しみに読ませていただきますが、次はいよいよタブナジアでの冒険なのでゲームの中で実際には行ったことのない場所が舞台となるのでした。プロミヴォンの中にならどうにか入ったことがあるんだよね。ホラじゃなくてデムだけど。ともあれ、次の巻は普通のFT小説のように楽しんでみたいと思います。

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