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2005.04.21

『吉永さん家のガーゴイル7』

『吉永さん家のガーゴイル7』 田口仙年堂 ファミ通文庫

 『吉永さん家のガーゴイル』第7巻です。
 何でこのシリーズは第7作目だというのに変わらず面白くあり続けることが出来るのでしょうか。
 しかも今回の主役は梨々ちゃん&デュラハン&怪盗百色の私の大好きトリオじゃないですか。
 20日発売のところが19日に書店で発見! 購入! 読了! な勢いでございました。あああああ読み終わっちゃたようー(悔)。梨々ちゃんはかわいいし百色は素敵だしデュラハンもかわいいしもうどうしよう。

 社会科の授業中将来なりたい職業として『怪盗』をあげた梨々ちゃん。怪盗なんて言っても人のものを盗むんだから所詮犯罪者だと真っ向から否定する双葉ちゃんと大激突。双葉ちゃんを見返すためにも絶対怪盗になってみせると決意した矢先、あの怪盗百色が謎の失踪。その影には百色を憎む怪しい宗教団体の存在が。

 今巻は百色やデュラハンに守られるだけの自分にさよならしようと決意した梨々ちゃんが文句ナシの大活躍でした。初登場の2巻以来ほとんど出番のなかった梨々ちゃんの成長っぷりが非常に素直に嬉しかった! しかしあの梨々ちゃんが双葉ちゃんと互角に殴り合いのケンカをするほど活発な子だったとは…!

「いいかデュラハン、梨々ちゃんを守るのは君の役目だ。だがしかし、それで君が壊れていいわけはない! もしもそうなったら、梨々ちゃんがどれだけ悲しむかわかっているのか!? 最後までじゃない、ずっと守り通すのが騎士の役目だろう!」

「双葉ちゃん! なんで逃げないの!」
「うるせぇ! 友達を守るのに理由なんているか!」

 今回の敵役はこれまでとはずいぶん違ってかなりシリアスに非道な感じ、それでも、罰しこそすれ殺したりはしないのが『ガーゴイル』の良いところ。この世界観が大好き。しかしながらそれが仇となって百色や梨々ちゃんの前に再び現れそうな雰囲気が…今後の展開がますます気になるところです。いいなあ怪盗一家。そして今回のガーゴイルさん(さん付け)は…何だかものすごく強かったなあ…。

 次巻、あるいは新作にも大いに期待を寄せつつ。
 速筆な作家さんなので嬉しいです。

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