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2005.01.24

『吉永さん家のガーゴイル6』

『吉永さん家のガーゴイル6』 田口千年堂 ファミ通文庫

 毎回毎回新刊が出るのを心待ちにしているシリーズ、『吉永さん家のガーゴイル』。
 早いものでもう第6巻。出ました。買いました。読みました。
 り、林吾部長ラヴ…!(握りこぶし)

 今回は双葉ちゃんのお兄さんの和己くんが主人公。
 いつもの御色町をちょっと離れて和己くんの通う菜々色(ななしき)高校が今回の舞台。
 兎轉舎のお姉さんや怪盗百色等のアクの強い面々が出て来ないから少し大人しめの話になるのかと思いきや、菜々色高校演劇部の面々のパワフルなこと。前回の祭りの際の御色町の人々を彷彿とさせる勢いです。

 新しい部員を獲得するため新入生歓迎公演に燃える演劇部の面々、作者不明の台本を拾った縁及び人手不足及び天性のツッコミ上手を見込まれたことから演劇とは全く関わりのなかった和己くんもいきなり舞台に立つことに。
 最初は戸惑ったものの片桐林吾部長や部長の妹の桃ちゃんをはじめとする演劇部員達のパワーに巻き込まれて立派に自分の役目を果たそうと心に決める前向きな和己くん。
 ところがそこに今回の公演を中止せよとの脅迫状が舞い込んで…?

 笑わせてくれるし感動させてくれる、『吉永さん家のガーゴイル』はホントに良い作品です。
 皆でひとつの舞台を完成させることに向けて団結する演劇部の熱気と躍動感、和己くんが拾った台本に書かれた作品のもととなった八年前の事件、姿の見えない、自分の力が通用しない敵に対するガーゴイルさん(さんづけだ)の苦悩…。
 盛りだくさんなのにすっきりまとまってて、今巻も非常に楽しく読ませていただきました。
 ガーゴイルさん何気に今回も双葉ちゃんのことやたらと気にしてたし! もちろん「万死に値する」もありますよ!
 続きが楽しみです。次は春ですか!
 相変わらずハイペースだなあ…嬉しいけど!

『単刀直入に訊くが、汝らは馬鹿か?』
「だって、お兄ちゃんが部長やってるんですよ」
『非常によく飲み込めた』

「うおっ! 誰だ俺の机の上でビグザムとマンダラガンダム戦わせてる奴は!」

 今回新登場の林吾部長いいキャラだった…住んでるところは御色町だそうだからこれからも出て来てくれそう。
 『超・シンデレラ』と『超・ライオンキング』非常に観てみたかった。
 結局『超・ミゼラブル』で『超・ミゼラブル改』って…いいのかそのタイトルは…!
 ラストの般若心経が特に効いてました。…般若心経が…!
 レギュラー化求む。

 ……内新(ないあら)先生……(ものすごくまずいものを思い出してしまったような表情で)。

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