『吉永さん家のガーゴイル2』
『吉永さん家のガーゴイル2』 田口仙年堂 ファミ通文庫
「ようこそ、怪盗百色のスーパーイリュージョンへ!」
『吉永さん家のガーゴイル』2巻です。タイトルでわかります。
今回はタキシードにシルクハットの怪盗エロマント…もとい百色と謎の美少女梨々(りり)ちゃんとデュラハンのお話です(もう一人いたけどまあいいや)。
あっと言う間に読み終えましたよーちくしょう大好きだー!!(叫)
雰囲気というか世界観というか、実にほのぼのとしててシリアスなのにコメディで真剣に平和でキャラの一人一人がしっかりと立っていて、笑わせてくれて感動させてくれて。言わせてもらえれば私はまさしくこういう小説が書きたかったんだよなあ。とこの2巻を読みながらずっと思っておりました。
すべての場面が面白くてページを繰る手が止まらなくて、いつまでも物語の中にとどまっていたいのに先を読み進めたい。久々の大当たりでした。本を読んでてここまで楽しかったのは久しぶり。
田口仙年堂先生に感謝。
『知れ、首無し騎士! 無知は罪なり、されど無視は悪なり!』
もちろん我らのガーゴイル君は今回も強烈にかっこ良かったです。おすわりしたままの犬の石像が何でここまでかっこ良いんだろう(頭を抱える)。
て言うか一番カッコ良かったのは百色をぶん投げた吉永さん家のママですが。投げないでママ! 怪盗を投げないで!
『ルルル! オレ、りり、ヤシナウ!』
あと百色もデュラハンもなんて梨々ちゃんは卑怯だ…!(そういうんじゃないと知っていつつも握りこぶし)
こんだけおいしいキャラが満載の話も久々に読んだよう。
ちなみに私が一番好きなキャラはやっぱり高原イヨさんです(笑)。
飄々としてて強くてすごくてああいう女性は大好きですねー。
「いや、百色。だってさあ、あんな恥ずかしいカッコで銃弾避けるんだぜ! あらゆる意味でスゲェと思わねぇ? バカだろハッキリ言って」
はっきり言っちゃ駄目双葉ちゃん!
いやもう案の定読書感想文にはなりませんでしたが、興味を持たれた方は1巻ともども買って読むと良いと思います。それはもう絶対にオススメですから!
新刊は5月らしいですよハイペースだなあ。当然次も買います。今から楽しみです!
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