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2004.02.20

『吉永さん家のガーゴイル』

『吉永さん家のガーゴイル』 田口仙年堂 ファミ通文庫

『矜持も設定も関係ない。我は双葉という存在を盗まれたことに怒りを覚えている。双葉をさらった輩を絶対に許さぬ。双葉に危害を加える者の生存を認めぬ!』

 『エンターブレインえんため大賞』のHPであらすじ(第5回のところにあります)に一目惚れして早速購入した作品です。面白かった。大当たりです。買いなさい(わあ)。

 読み始めてすぐ2月15日の日記。で書いたように冒頭のシーンや物語序盤の双葉ちゃんの激しすぎるアクションが全体から見ると浮いてる感は否めませんが中盤~ラストにかけては最初の空回りが嘘のようにそれぞれのキャラクターがしっくりと馴染んだ動きを見せ始めて一気に読ませていただきました。読み終えた2月20日の日記。もどうぞ。

『もしもこの者に傷一つつけてみろ。全身を灰にしても済まさぬぞ』

 『門番型自動石像』ガーゴイルと、双葉ちゃん達吉永一家及び御色町の皆様方との交流を描いた作品です。
 わりかし個性のきつい濃いキャラクターばっかりなのに読後感はほんわかあったかい感じ。担任の先生絶対悪者だと思ったのに結構いいヒトなんですね…(名前がすごかったよ…)。
 それにつけても盲導犬のエイバリー少尉!(それだけになりかねないよ) 「自分は~であります!」の軍隊口調! 「光栄であります!」って言ってるー! しかも最後中尉になってる!(細かいところ大好き)
 ラストの雰囲気が大好きですね、悪役だったヒトとも仲良く共存しちゃってると言うかさりげなく悪者がいない世界。好きですねー。こう、一時的には敵対してても日常に戻るとご近所付き合い、みたいな。戦ってるときと普通の生活は別みたいな関係が個人的に。

『双葉に手を出した罪、万死に値する。覚悟しろ』

 えーとところどころサブリミナルじみて入ってるのはガーゴイルの素敵台詞です。
 それぞれに色々想像をめぐらして楽しむといいと思います。

 なんだか感想文になってるんだかなってないんだかわかりませんがオススメです。
 4月に新刊が出る予定だとか。今から楽しみですよー!

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